シーコロジー
シーコロジーは、地球上の島々の環境や文化の保存を唯一の目的とした、世界で初めての非営利、非政府の 団体です。北極圏から南太平洋まで、島の生態系や文化を維持してゆく上で助けとなるような事業を起こしています。
シーコロジーの使命
世界中の島の住民達は、環境保護のために経済的な犠牲を強いられてきましたが、それに対して何の見返りもありません。そこでシーコロジーは地域環境を守る一方、何らかの形で彼らの生活が向上するような企画を探し始めました。サモア島では、辺鄙なファレアルポ村の長老達に3万エーカーの原始熱帯雨林を守ることを承諾してもらう代わりに、念願の学校を建設しました。フィジ島のヤサワアイララ村では、2つの島の保全と「採取禁止」海洋保全地区の設立を確約してもらうことにより、村人のために文化会館を建設する資金を調達しました。これらは誰もが恩恵を受けるシーコロジー事業のほんの一部です。
高い目標を掲げながらプログラムが成功しているのは、地域社会に運営を任せているからです。
ゆえにシーコロジーのモットーは「世界救済はひとつの島から」と言えます。
島の重要性
島というとロマンスとか透明というイメージを呼び起こします。世界中に10万以上もの島があり、風にゆれているやしの木、海生物であふれんばかりのラグーン、そして砂浜にやさしく寄せる波で満ちています。しかし、島の重要性は目を見張るばかりの美しさだけではありません。島は多様な生物を育んでいる地球の大きな貯蔵庫なのです。好みに合った気候と、歴史的に孤立した環境のおかげで、他所には生存しない無限な数の生物が島に住んでいます。島を囲むさんご礁は、珍しい海洋性ゆえに「海の熱帯雨林」とよく言われます。マングローブが栄え、数知れない種類の魚が生殖し、養育される住みかなのです。
小さな島も周りの広い海を自分の配下と主張してきました。島の独占経済圏は地球表面の6分の1を覆い、2分の1の海洋生物を保護していると言われています。
そして、島が直面する脅威
現在、島は多くの危険にさらされています。カリフォルニア大学教授で、生物学者のピーター・ジェイ・ブライアント博士は、かつてない勢いで島の生物が絶滅している事実を、「地球の歴史の中で、もっとも迅速で意味深い生物学上の破滅」と述べています。島は危機に瀕した種族の数がどこよりも高いのです。アメリカで、動植物絶滅の72%はハワイで発生と記録されています。近年に於ける世界中の動物絶滅のうち75%は島で起こっています。その生態系は、新しくやってきた種族が原因で生じる害に非常に弱いのです。さんご礁が面している状況は特に危険で、もし早急に救済活動が行なわれないと50年以内に70%が死滅してゆくでしょう。地球上の50%のマングローブはすでに破壊されました。島は水位が低いので、地球の温暖化の悪影響も受けやすいのです。
概して人口が少なく、限られた財政のため、多くの島は外からの開発の力に抵抗できません。
どのようにして島の環境や文化の保全のために活動しているのでしょう。
シーコロジーは環境保護関係者を集めて、世界で最も包括的な顧問委員会を設立しました。
これは島の多種生物スペシャリストからなる科学委員会で支えられています。全体の指揮は、企業のリーダーや島の専門家達で構成された理事会が行なっています。それゆえ、スタッフの数が少なくてもお役所風とか官僚主義に陥らずに活動する事ができるのです。
現在までの活動の一部を次に記してみます。
· フィジー諸島、インドネシア、ポンペイ島、パラオ、パプアニューギニアに海洋保全地区の設立。
· マレーシアのボルネオで、サラワク島のロング・ローエン村にミクロ水力エネルギー装置の設立。
· 台湾、スリランカでマングローブの復原。
· アラスカはアドミラルティ島、アングーンのトリンケット族社会にリサイクル及び廃棄物処理の機材購入。
· マダガスカルで公園、自然保全地、観光施設などの設立のために準備作業を率先。
多方面にわたる企画のリストをご覧になりたい方はここをクリックしてください。
加えて、顕著な環境保全の仕事を成し遂げられた先住民の方を毎年一人選び、シーコロジー賞を授与しています。
シーコロジーのリーダー達
シーコロジーは現理事長で世界的に有名な民族植物学者、ポール・アラン・コックス博士によって創立されました。島とその住民達のために情熱を捧げるコックス博士は、タイム誌、ナショナル・ジオグラフィック誌、そしてアイランド・マガジン等に紹介され、ゴールドマン環境賞を受けました。
シーコロジーの事務局長はドウェイン・シルバーステイン氏です。世界でも屈指の環境慈善団体であるゴールドマン財団の事務局長を18年務めました。
皆様の援助をお願いします。
「誰だって一度に世界を変えるのは無理ですが、みんなで力を合わせてゆくうちに変化が起きるのです。地球を守るにはひとつの島から始めよう、というモットーで活動している私たちの仲間に入りませんか?」
ポール・アラン・コックス博士、シーコロジー創始者。
シーコロジーは米国501(c)3の資格をもつ税控除の団体です。皆様からのご寄付を下記の住所まで送っていただけたら幸いです。
シーコロジー・フェローズ・プログラムの内容に関してはここをクリックしてください。
1623 Solano Ave.
Berkeley, CA 94707
U.S.A
電話:510・559-3505
ファックス:510・559-3506
イーメール:islands@seacology.org




